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誕生石 - Birthstones |
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自分の誕生石を知っていますか? 誕生石は1年=12ヶ月それぞれの月に特定の宝石をあてはめ、 自分の生まれた月の宝石を身につけていると、幸運を呼び込んでくれる、身を守ってくれる などと言われ、世界中に広く知られた俗習のひとつです. 誕生石の起源には、旧約聖書「出エジプト記」(*1)、新約聖書「ヨハネ黙示録」(*2)や 十二宮(十二星座)に由来する、などいろいろな説があり、 古くからあった習慣ですが、それが広まったのは中世以降のことのようです. もともとは12ヶ月にあてはめられた宝石がその属する月にもっともパワーを持つといわれ、 毎月、該当月に属する宝石をお守り(守護石)として身につけるというものでしたが、 これが転じて、誕生月に属する宝石を身につけるというものになりました. 誕生石は時代、国、民族や文化により異なりますが、 現在、一般的に言われている誕生石は、 20世紀になってから、アメリカの宝石小売商組合が制定したものをベースにして、 各国の宝石商団体などが制定したものです. 誕生石が商業ビジネスからの産物と思うとちょっと淋しいですが、 誕生石に縛られすぎず、楽しむのがいいのかもしれません. それでも自分の生まれた月の宝石って、気になりますよね... |
(*1) モーゼの兄大祭司アロンが身につける"胸当て"にはめ込む12個の宝石(イスラエルの12の宝石) (*2) 新世界の都「新エルサレム」の城壁の12の土台それぞれを飾った12個の宝石 |
日本の誕生石 |
誕生石の定義はジュエリーショップなどによって若干異なりますが、ビーダーの入手しやすさも考慮しながら、日本でよく使われている誕生石を表にまとめました.
宝石レベルのグレードのものの入手は困難かもしれませんが、ダイアモンド以外のほとんどは天然石ビーズとして入手可能です. また、ファイアポリッシュビーズやスワロフスキービーズなど天然石の名称を色名として使用しているガラスビーズもあるので、ビーダーとしてはそれらを誕生石代わりに楽しむのもオススメです. |
誕生石一覧 |
誕生石についての書籍が見つからなかったため、インターネットの情報を元にまとめました. とはいっても、インターネット上も情報が混乱しているため、参考程度の位置づけと考えてくださいね.
1912年に the American National Retail Jewelers of America(ANRJA(*4))が誕生石を制定. 1937年にはイギリスの the British National Association of Goldsmiths (N.A.G.)がアメリカで制定された誕生石を参考に、イギリスの誕生石を制定. その後もアメリカの誕生石はいくつかの宝石関連の団体などによる追加・変更などがあり、1952年に改訂された誕生石がアメリカの多くの宝石関連団体に採用されたようです. これが現在、世界各国でいわゆる「誕生石」として広まっているもののベースとなりました. 日本の誕生石は1958年に全国宝石卸商協同組合が、アメリカの誕生石を元に3月に珊瑚、5月に翡翠、12月にラピスラズリを追加・変更するなど日本人向けに改良し、制定したとのことです. ちなみに、(こじつけっぽいですが)日本人になじみが深い宝石として加えられた珊瑚と翡翠の誕生月は、珊瑚の美しい桃色から桃の節句のある3月、翡翠の緑から新緑が美しい5月に決められたと、言われています.
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誕生石と色 |
誕生石を「色」という観点から捉えてみる、というのはどうでしょう? いろいろな定義のある誕生石ですが、複数の誕生石がある月なども考えると、おおまかには表のように色別に分類できますよ〜.
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【参考文献等】 ・American Gems Society : Birthstones ・Timewell Corp. Website : Birthstones and Gemstones Color ・CROMAGNON Website : 誕生石の歴史 |
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